COLUMN machimoriのブログ

大手地銀からゲストハウスに転職した理由。スギちゃんの場合

2019.02.11 / 702 views

株式会社machimoriでゲストハウスMARUYAのスタッフとして働いている杉山貴信と申します。ワイルドではないですが「スギちゃん」と呼んでください。
昨年の7月にmachimoriに入社してから約半年が経ちました。今日は、新卒で1年勤めた大手地方銀行から、なぜmachimoriに転職を決めたのか。そして、いま僕が何をしていて、これから何をしていきたいのかをお話ししたいと思います。

「新卒ブランド」に負けてしまった

 

もともと大学の時から旅が好きで、旅に出るときは必ずゲストハウスに泊まっていました。いろんな国の人やいろんな考えを持った人と交流できる場がすごく好きだったんです。
旅を通してさまざまな国を知ることで、在学中は「開発経済学(途上国の経済問題を分析する、経済学の一分野)」に興味を持ち、途上国について研究していました。

とはいえ、それが将来に直結するわけではなく、何をするかをはっきりと決めないまま就活をして、たまたま銀行から内定をもらい、就職を決めました。
「なんとなくゲストハウスで働きたい」という思いはありましたが、新卒というブランドや「大手企業に就職するのが正解」という流れに負けて銀行に就職してしまいました。後悔はありませんが、今思えば簡単に決めてしまったなぁと思っています。
でも、なんとなく決めたからこそ、「1年働いたらどうするかを見極めよう」と考えていました。働きながらも休暇中に旅をして、ゲストハウスに宿泊。そこでやっぱりゲストハウスという場所が好きだと思いました。いろんな国の人が集まり、多様な話ができ、新しい発見がいつもある。こんな場所に自分も関わりたい…。
そう思いを抱きながら、銀行で働きはじめて1年が経った24歳の誕生日に、これからの人生について考えました。
「銀行員としての自分」はどうしても想像できなかったんです。

ゲストハウスと思いきや、実態は違った

 

「ゲストハウスで働きたい」という思いを自覚してからは、どこのゲストハウスで働くかを考えました。漠然と人が集まるところがいいと思っていたので、お祭りがあり、都会から1時間半で、水が綺麗でお酒の美味しいところ…と考え、なぜか一度も行ったことのない熱海が思いつきました。そして「熱海 ゲストハウス」でググるとゲストハウスMARUYAがヒット。さらに人材募集をしていることを見つけ、すぐに電話して、履歴書を送り面接へ。

いまだから言えますが、実は面接で初めて、ゲストハウスMARUYAを運営しているのは、まちづくり会社のmachimoriであるということを知りました。
そして市民公開型会議「2030会議」の運営をはじめ、市民参加型の官民連携を牽引する取り組みを知り、machimoriが掲げる「補助金に頼らない持続可能なビジネスモデル」が、学生時代に開発経済学を学んだ考えと同じだと思ったんです。国の発展に必要な考えは熱海の発展と似ている。
そう思ったら急にワクワクしたのを覚えています。ゲストハウスで働きたいという思いと、学生時代に熱中して取り組んだ研究を、今度は仕事を通じて理解を深めていけるかもしれない。
「僕はここで働くんだ」と勝手に決めて(笑)、一次面接の翌日には、銀行に退職の意思を伝えました。

「面接で初めてMARUYAを訪れて、チェックアウトするときの写真。この時には『絶対にMARUYAで働く』つもりでいました(笑)」

 

自分に裁量があることがモチベーションにつながる

 

そうして、いままではゲストとして利用する側だった僕が、ゲストを迎える側になりました。ゲストを気持ちよく迎えるための清掃や宿泊リストの作成など、基本的な準備。加えて、スタッフやまちの方達とのコミュニケーションも大事な仕事です。

MARUYAには「マルヤテラス」というカフェ&バーもあり、飲食業での勤務・アルバイト経験がない僕にとっては、その作業が大変でしたが、徐々にスムーズにこなせるようになりました。常連さんからは「最初はいつも不安そうな顔をしていたからお店に入りにくかったけど(笑)、最近は慣れてきたのがわかるから、入りやすくなった」と言われたのが嬉しかったです。
これまでお話しした仕事を一人でこなすこともあるので、わからないことがあっても、すぐに答え合わせができない難しさや責任の大きさは感じます。だけど、上から決められたやり方を行うのではなく、そのプロセスを自分で考え、納得した上で行えるのは、僕には合っているようです。

また、自分の考えていることややりたいことを共有して、自分の手で叶えていける環境が整っていることには驚きました。

MARUYAは20代後半女性をコアターゲットにしているのですが、インスタグラムの運用がうまくされていないのが気になり、写真が好きということもあって自分から運用管理を申し出ました。フォロワーが約400人のアカウントを、2018年末までに1000人超えのアカウントへと目標を立てて運用。見た人が「行ってみたい!やってみたい」と思う投稿を意識して毎日投稿した結果、昨年末までにフォロワー1000人を越えることができました。それとともに周りからは「インスタが最近盛り上がっているよね」と言われたり、「インスタを見て泊まりに来ました」という声が増えたことも嬉しかったです。
いまでは、インスタグラムの運用経験から、予約サイトの閲覧数を増加させて予約数をアップさせるために、予約サイトの編集も行うようになりました。

仕事の域を超えた交友関係が生まれる

 

これまでは会社の上司や先輩、同期など、交友関係が会社内で完結することがほとんどでしたが、いろんな年代の人や面白いことをやっている人と会う機会が格段に増えました。最近では、インスタグラムの運用からさらに写真が好きになり、それが発展して今年からは「熱海写真部」という活動に参加することになりました。
きっかけは仕事でしたが、それが仕事の域を超えて、新しい活動が生まれていく。熱海にいるとその横展開の速さに驚きます。熱海写真部の活動で熱海のアクティビティにも積極的に参加するので、結果、その情報をMARUYAのゲストの方々に共有できるという循環も生まれています。

「『熱海写真部』を結成しました。入部したい方、興味がある方はご連絡ください!」

 

MARUYAから、熱海のまちづくりに関わりたい

 

machimoriに入社して約半年、これからは「まちづくり」の意識をもっと持ちながら動いていきたいと思っています。
自分の中でmachimoriを噛み砕くと、創業支援や企業誘致などで「まちづくり」を行い、ゲストハウスMARUYAの運営を通して、観光による「まちづくり」を行なっている会社。手がける事業は違うけど、根幹は同じでした。

インスタの投稿も最初は面白かったらいいと思っていたけれど、観光で熱海に来たいと思ってもらったり、熱海の魅力を紹介して熱海の街が盛り上がるような投稿につながるにはどうすべきかを考えるようになりました。
いまは、MARUYAのスタッフとして、来客を増やし、より満足してもらうことが熱海のまちづくりにつながっていくんじゃないかと思っています。

自分自身はまだ20代前半、この年代だからこそ自由にさせてもらっている面もあると思うので、それを自覚しながら、だけど遠慮なく、もっと自由にいろんなことに挑戦していきたいです。

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