COLUMN
machimoriのブログ
「熱海の奇跡」出版から2ヶ月、熱海銀座にもまた新たな変化
2018.08.19 / 4,342 views
こんにちは。代表の市来です。
初めての書籍「熱海の奇跡」を出して2ヶ月ちょっと。嬉しいことに、重版となりました!たくさんの方に読んでいただけて、重版出来!8月30日を予定してます。
これまでに書籍によって新たな出会いがたくさん。地域の現場でチャレンジしている方々が書籍を読んで視察などで訪ねて来てくれたり、講演に読んでくださったりしています。熱海でやってきたことを伝えて地域で試行錯誤しながらも頑張っている方々に少しでも届いたらと思っていたので、これは嬉しいことです。「地域の現場でやっていくことに困難を感じているが勇気をもらえた」というコメントもいただけました。
本を読んで、スタッフとして働きたいという連絡も!嬉しいです。熱海の地元の経営者の方からも「こんなに地道なことをやってきたんだね、知らなかった。読んだら心から応援したくなった」と言っていただけたのも嬉しかったです。書籍をきっかけに地元の熱海商工会議所青年部の研修会でもお話させていただくこともできました。私たちの事業は一見わかりづらいことばかりでもあり、本を通して知っていただけたことはとても嬉しいことです。本だけに頼らずにこのWEBサイトでもわかりやすく伝えていけたらと思ってはいます。
リノベーションまちづくりの兄貴分である、まめくらしの青木純さんが「書籍はラブレター」と言っていましたが、本当にそうだなと思う今日このごろです。
書籍を書き終わったときに思ったことは、「これでようやくこれまでの12年間の活動の棚卸しができた。いままでの成果は忘れて、次の12年間また駆け抜けよう」ということでした。街にイノベーションを起こすという意味でのまちづくりの成果としてはまだまだ。まちづくりの段階としてもようやく序章が終わってこれからが本番、と考えています。
最近、私自身、Facebookでも書籍のことやその関連の取材のことばかりを発信していましたが、実際の現場ではまちづくりはもちろん進んでいます。相変わらず日々取り組んでいるのは地道なことばかり。いまももちろんうまくいかないことにもぶち合ったり、一方でうまく行きそうなことやと様々です。
そんな中、7月初旬のスタートアップキャンプin ATAMIから少し熱海や熱海銀座の新しい風を感じています。これまでとまた違う人たち、特に20代半ばから30代前半の若い世代がまた熱海の動きに加わってきてくれそうだなというのが新たな変化の兆しのひとつ。
また、1年前にオープンしたLa DOPPIETTAとcaffe bar QUARTO、そしてこの夏は7月末の熱海プリンカフェ2ndのオープンに始まり、3日間のはじまりの公園「ParkinG」、はじめての10日間の海辺のあたみマルシェ「Local Craft Collection」という2つのポップアップストア。「PARKinG」はスタートアップキャンプからすぐに生まれた動きでもあります。
こうした動きが「銀座で一日過ごせるようになってきたね」という言葉がとてつもなく嬉しかったのですが、熱海銀座の風景が変わってきたなあと実感します。まだつくりたい未来からするとまだまだようやくスタートというところではありますが。でも近頃、guest house MARUYAのバー、MARUYAテラスも昨年とは見違えるほど多くの方が訪れてくれていますし、密かにnaedocoの利用もより多くの方、多様な方に広がっていっているなあとも実感しています。
日々妄想しているのですが、次の妄想は「熱海銀座公園化計画!」
熱海銀座の通りが道路から公園になったらどんなに楽しいか。通り全体でいま見えているような人溜まりや、沢山の笑顔と楽しげな会話、そして様々なアクティビティが日常的に見ることができたらどんなに楽しいか、最近はそんなことを妄想する毎日です。
スタートアップキャンプでのコーディネーターとして受講生のプランづくりをサポートしたutrymmeの2人がこの「ParkinG(”Park in Ginza”)」を素敵に手がけてくれました。熱海銀座公園化計画のための「はじまりの公園」というコンセプトがスタートアップキャンプで生まれ、そしてすぐにこのポップアップショップ「PARKinG」が生まれました。
1年前と比べても、見違えるように変化し進化し続けているこの熱海銀座。新たにできたそれぞれのスポットでは、人が溜まり、そこに見られる、たくさんの笑顔と楽しげな会話たち。
こんな風景がより日常になるようにこれからもがんばっていきたいと改めて思った風景でした。
その他もスタートアップキャンプからの事業化案件も含め、今後のまた新たなプロジェクトについては次回以降にお知らせします!