エリアを蘇らせるための空き家の使い方〜東伊豆・稲取のリノベーションまちづくり〜を実施しました
1月24日(日)に、静岡リノベーションまちづくりBoot Camp卒業生フォローアップイベントとして、『エリアを蘇らせるための空き家の使い方〜東伊豆・稲取のリノベーションまちづくり〜』を東伊豆町にて開催しました。
オンライン/オフラインどちらの参加も可能にし、東伊豆町内外問わず総計50名を超える方々にお申し込みいただき、今後の東伊豆町、特に稲取について考える熱い空間となりました。
東伊豆町稲取とのご縁
今回のイベントは、昨年度開催した静岡リノベーションまちづくりBoot Campに東伊豆町稲取チームが参加したことがきっかけで開催されました。(昨年度のBoot Campの様子はこちら)
稲取チームは、Boot Campを皮切りに会社を設立し、新たに宿泊業に取り組んできました。 NPO法人によるシェアキッチンやコワーキングスペースの運営など、これまで行って来た活動も含めて地域内外の方々に共有するとともに、今後の東伊豆町について参加者の方も交えて議論することで動きを加速させたい。そんな想いで実施しました。
昨年度Boot Campでの稲取チームの様子
実践者による講演と、トークセッションを実施しました
当日は、市来による熱海での活動に関する講演、荒武さんによるこれまでの実践について講演を行いました。
市来は講演の中で、これまで荒武さんが東伊豆町で行ってきた取り組みと重ね合わせながら、熱海で実施してきた取り組みを紹介するとともに、空き物件の再生ではなくエリアを変えるという視点をもつことの重要性について説明をしました。
荒武さんは、リノベーション物件の取り組みについてのご紹介に加えて、今後のビジョンとして「地域内外の人たちが行き交いながら、これからの暮らしを考え実践する町にしていきたい」という想いを共有してくださいました。
オンライン会場の様子
講演を受けて、荒武さん、市来に加えて、熱海で不動産リノベーションの事業を実践している三好明さん、自分らしい暮らしを実現するための相談を行うライフスタイルデザイナーとして活動する中屋香織さんをお招きし、稲取の今後についてトークセッションを行いました。
トークセッションでは、三好さん・中屋さんの自己紹介を行った後、事前に登壇者向けに実施された稲取のまち歩きを参考にこれからの稲取についてコメントいただきました。
また、参加者の方からの質問も交えながら、議論を進めました。 その中では、稲取の、観光ではなく暮らしの部分に着目した意見が多く出ました。
稲取での暮らしには、自分らしい暮らしを作りたい方が合うのではないか。そして地域側は、その方に合いそうな地域の方を紹介することなどを通してサポートすることが大切であるという話が、登壇者の経験ももとに語られました。
東伊豆町役場会場の様子
これからの東伊豆町に注目!
イベントを受けて、荒武さんから以下のようにコメントをいただきました。
「熱海のまちづくりの第一線をご活躍のみなさんとの公開作戦会議の開催を通して、稲取のリノベーションまちづくりで目指すべき町の姿の解像度が上がったという感想を持っています。
また、このイベントを通してまちづくりに対する考えを地域の皆さんへ共有できたことで、同じ思いを持つ不動産オーナーさんや地元企業の経営者さんたちが立ち上がり始めました!
このいい流れを活かして、さらに遊休不動産リノベーションの機運を高めるために動いていきたいと思います!」
今回のイベントは、さまざまな立場の方々が東伊豆町について改めて考える機会となりました。
参加者の方々からも、関わってみたい、もっと知りたいというお声をいただいております。
また、実際に現地を訪問される方もいらっしゃったようです。
伊豆半島で活動する仲間として、今後も東伊豆町、特に稲取エリアのリノベーションまちづくりに一緒に取り組んで行きます。
これからの動きにも注目です。
エリアを蘇らせるための空き家の使い方〜東伊豆・稲取のリノベーションまちづくり〜
主催:静岡県 企画・運営:株式会社machimori 事業名:静岡県リノベーションまちづくり実践地座談会