COLUMN machimoriのブログ

ウェルカムな雰囲気で安心できる。熱海銀座通り商店街で働くことの楽しさとは?【加藤麻衣×吉田恵】

2021.12.13 / 2,052 views

machimoriの運営するゲストハウス併設のウェイティングバーMARUYA Terraceは、2022年春に予定しているリニューアルに伴い、新たな仲間(正社員および長期アルバイト)を募集しています

勤務地は熱海銀座通り商店街。近隣の店舗との距離感も近いこのエリアで働くことの良さや楽しさが伝わるように、同じく銀座通りに店舗を構える「caffè bar QUARTO」の店主・加藤麻衣(かとうまい)と、Terrace店長・吉田恵(よしだめぐみ)に、対談形式でお話しを伺いました。

≫ リニューアルの経緯や求める人物像の詳細はこちらの記事をご覧ください

 

 

イタリアの立ち飲みスタイルが生活に馴染んできた

━━ それぞれお互いの店舗に対する印象を聞きたいんですが、吉田恵さんは QUARTO をどんな場所だと感じてますか?

吉田 
熱海に来た当初は、休憩や余暇の一環としてコーヒーをゆっくり飲むために行く場所でした。また、知り合いがいて賑やかそうな時にも立ち寄っていた気がします。でも、最近はちょっとした息抜きや頭の整理をしたいときにフラ〜ッと寄るような使い方をすることが増えてきたかもしれません。

加藤 
個人的にその使い方をしてくれるのは嬉しいな。元々 QUARTO 自体が、イタリアのBanco(バンコ)というバールスタイルを意識しているんだよね。本場のイタリアでは、毎日何度も立ち寄っては「今日のニュース見た?」みたいな感じでちょっとした会話をして、そしてまた仕事に戻っていく。そういうイタリアの一服休憩的な立ち飲みスタイルが熱海の生活にも馴染んでいくといいなって。

もちろん、以前のようなゆっくりする使い方をしてくれてもいいんだけど、同じ銀座通り商店街で働いている人が当初から狙っていたバンコ的な使い方を取り入れてくれるようになったのは、個人的にとても嬉しいことだなぁ。

吉田 
銀座通りにある3軒の干物屋の店主さんたちも、日々同じようなバンコスタイルで利用されてますもんね。

加藤 
そうなんだよね。それぞれ注文するメニューと頼み方が決まっているのも面白くて。エスプレッソを「目が覚めるやつ」と頼む人もいれば、「いつもの」「濃い〜の」と言って注文する方もいる。店内で飲むときはマキアートで、持ち帰りのときはカフェラテと決まってる人もいる。

でも、みんな1日に何度もちょっとした休憩で寄ってくれていて、そのときに商店街のことや祭りのことなどを「あれってどう思います?」みたいな会話をする。その感じが理想としていたシーンだなって思うね。

━━ 一方で、加藤麻衣さんは MARUYA Terrace に対してどんな印象を抱いていますか?

加藤 
自分が熱海に来た頃は、仕事が終わったあとの労いのためや、休日のご褒美的な感じでランチを食べに行ったりと、自分の時間のために行くような使い方をしてました。

今もそのスタイルは変わらないけれども、以前よりも「働いているスタッフに会いに行く」という感覚が大きくなってきているかもしれません。仕事帰りに「今日は誰がシフトに入ってるのかな〜」って覗いてビール1杯だけ飲んで帰ったり。あとは、どんな宿泊のゲストさんが来ているのかに興味があって寄ることもあります。

吉田 
毎回 MARUYA に泊まるときには必ず QUARTO を訪れる常連の方もいますもんね。

加藤 
そうそう。そういう常連さんが泊まりに来てるときに「おかえりなさい」と言いに行けるのがいい。もちろん QUARTO でも言えるんだけど、サービス提供側としてのコミュニケーションではなく、同じお客さんの立場としてより砕けた雰囲気で交流を楽しめる場所でもあるから、本当にありがたいなって思います。

 

新規の方と地元の方が仲良くなってマッチングするのが楽しい

━━ 両店舗とも観光の人も地元の常連もそれぞれ混在して訪れるお店だと思いますが、接客する上で意識している点や気をつけている点はありますか?

吉田 
お客さんを孤立させないようにすることは意識してます。パソコンなど仕事目的で使われる方は除きますが、あのオープンな雰囲気の店に来られた時点で、おそらく「誰かと話をしたい」「交流したい」というニーズを持っていると思うので、まずはそれを確かめます。そのために、スタッフから「熱海に宿泊ですか?」などと話しかけてみて、その質問に対する反応を見てから接客のやり方を決めていくようにしています。

加藤 
考え方やスタンスなどは QUARTO もほぼ同じだね。

吉田 
特に、新規の方には必ず声をかけるようにしていて、その反応で Terrace の大切な常連の方々とマッチするのか、繋げても良いのか、色々判断しながら接客してます。実際、新規の方と常連の方を繋げたときに、それぞれが「この人と話せて面白かった」「楽しかったからまた来るね」と言って帰っていくようなマッチングができると嬉しいですね。うまくマッチして盛り上がってると「やったー」って思うし、それが楽しいから Terrace で働くのが好きだったりもします。(笑)

麻衣さんはどうですか?

加藤 
目的意識はほぼ同じだけど、QUARTO の場合は Terrace と比べて滞在時間が短いから、マッチングすることよりも「どんなお客さんにも “なんとなく” で接客をしない」というのを強く意識してるかな。例えば、常連さんがカウンター席に座っていると話に集中したくなるんだけども、新規のお客さんが来たときには両方のお客さんに対して目を配りながらおもてなしをしなきゃいけない。それをなんとなくで接客しちゃうのは違うと思っていて。

吉田 
両方のお客さんに配慮するときには、どんなことを意識しているんですか?

加藤 
うちの場合は「テイクアウト」「カウンター席(イートイン)」「奥の共用席(イートイン)」の3つの目的で訪れるお客さんがいるので、まずは最初の印象でどんな風に接客して話をするか決めてるかな。

特に、自分から「カウンターいいですか?」って聞いてくる人は、私や店構えに興味があるのかもしれないし、何かを聞きたくて来てくれたのかもしれない。表情や話の中身を踏まえて色んな可能性を探りながら、常連さんやお馴染みさんにも話題を振って巻き込んでみたり。

吉田 
確かにその印象はあるかも!

加藤 
もう二度と会わない人たち同士かもしれないけど、その数分のコミュニケーションで「良い思い出になりました!」と楽しそうに帰ってくれる。それを大事にしていて、しかも、その偶然一緒の時間を過ごした人たちがまた再会しちゃうのが QUARTO のカウンター席の醍醐味だとも思うんだよね。

前に楽しそうに帰った人がまた来たときに、そのときと同じ人がいるってことがよくあるんだよね。「たぶん前に隣に座っていたはずなんですけど…」「やっぱりそうだよね!?」とか、「ごめんね覚えてなくて!ここはそういうことが多いから忘れちゃうけどありがとね!」みたいな会話が生まれて、お客さんがどんどん熱海の街をクセに感じていく。それがとっても楽しいかな!

吉田 
めっちゃわかります。

加藤 
あとは、テイクアウトの人には、マスク必須の時代だからこそ、確実に笑ってると伝わるように「ありがとうございます」と言うことは意識するようになったかな。その結果、気持ちよく「ありがとうございました」と返してくれたり、また通りかかったときにこっちを見て挨拶してくれるとか。そういうシーンを丁寧に押し付けがましくなく作っていきたいと思っているし、そのシーンを常連さんやお馴染みさんにも見せていきたいなって。

 

熱海出身者以外の人たちにもウェルカムな雰囲気がある

━━ 今回は MARUYA Terrace の求人に興味を持っている人が読んでくれていると思うんですが、熱海銀座通り商店街で働くことの良さがあれば教えてもらえますか?

吉田 
熱海では銀座町以外で働いたことがないので他と比較するのは難しいですが、熱海銀座通りは良い意味でも悪い意味でも「たくさん目がある」というのは感じます。いつも誰かに見守られているという良さもあれば、いつも誰かに見られてるという悪さもある。(笑)

私の場合は、自分がサボってたらダメだなっていうプレッシャーにも感じるけど、一方で、頑張ってれば誰かに見てもらえてるだろうなっていう安心感も抱ける場所だと思ってます。

加藤 
確かに目はたくさんあるよね。(笑)

吉田 
あとは、ウェルカムな雰囲気は感じます。特に machimori のスタッフは熱海以外の出身者が多いんですけど、「新たな若い世代が熱海に来てくれて嬉しいよ」とストレートに言ってくれたりもする。外の地域から熱海に来た身としては、そう言ってもらえることは安心するし、よし頑張ろう!っていう糧にもなる。

しかも、熱海出身ではないけど色々な活動をして頑張っている先輩もたくさんいるので、知り合いゼロで土地勘ゼロでゲストハウスやカフェの知識もゼロだった私にとっては「一人じゃない」っていう安心感はすごく感じました。

加藤 
私も熱海の外から来た身なので、すべてに共感できるなぁ〜。お互いに内心ではライバル心を持ってると思うけど、ギスギスしてなくて「銀座に居てくれてありがとう」と思ってる感じがする。日常的に雑談していたり、お互いの店を行き来し合っていたり、そういうシーンがあるからこそ観光客も楽しめるし、働いていても受け入れてくれている安心感があるよね。

加藤 
それと同時に、私なりに熱海銀座通りの良さとして感じているのは、ここが「観光客向けの商店街でもありながら生活道路でもある」というところ。

銀座と付いているだけあって有名店や老舗店もある上に、最近は若者向けの人気店も出店してきている。そんな熱海に来たら必ず一回は通るような観光向けの商店街でもありながら、地元の人が生活に使うような薬局や銀行もある。しかも、歩道があるからこそ小中学生の通学路にもなっていたりもして、生活の営みがこの場所で垣間見える。その両方が程よく混ざり合っているエリアとしては、熱海の中で間違いなく一番だと思うし、それがこの商店街の面白さでもあると思うんだよね。

吉田 
確かに、観光客向けでもありながら、生活の営みの場所でもありますもんね。

加藤 
そうそう、だからこそ「この通りでお店を持ちたい」と思って出店を決めたところもあって。元々この街で過ごしている人たちにとってのワンクッションになる場所にしたいという気持ちもあったからね。

前掛けしながらくる人もいれば、割烹着を着てくる人もいれば、旅行バックやスーツケースを持ってくる人もいる。そんな多様な人たちが交わってる感じを良いと思って熱海銀座通り商店街を選んだし、今はより年代も広がってきている。それが良さかなって思うね。

 

昼とは違う「夜の熱海銀座通り」を創り出していけると面白いかも

━━ 最後に、今後の熱海銀座の未来について、「こうなったらいいな」「こうしていきたいな」と思っているビジョンなどがあれば教えてください。

加藤 
以前に machimori 主催で開催していた 海辺のあたみマルシェ みたいなイベントを、今度は商店街のみんなで一緒に実施できたらなとは思うかな。もちろん経験とノウハウのある machimori が運営の軸を担うのは良いと思うけど、商店街1階のテナントが全て埋まったからこそ、この商店街のみんなで一つの “コト” を成し遂げることが出来たら、また新たなフェーズが見えてくるような気がする。どう思う?

吉田 
めっちゃいいと思います! 私としては、ニュアンスが似てるかもしれないですけど、昼と夜とで違ったシーンが見れる商店街になったらいいな〜と思ったりします。例えば、夜だけでも道路に机や椅子を並べていろんなお店のものを外で楽しめるみたいな。

そしたら昼間は営業していた地元の人たちも楽しめるし、旅館でご飯を食べ終わった観光客が1杯飲みに来たりとか、昼とはまた違った絵が見れると面白いんじゃないかなって。熱海銀座のネオンの下で大人たちがワイワイはしゃいでるようなシーンが作れたら、同じ人が1日に何度も訪れる商店街になれると思うんですよ。

加藤 
確かにそれは面白いね!

吉田 
あとは、熱海銀座って「通行する場所」という感じがして、ゆっくり休める場所がない。休むとしたら飲食店になるとは思うんですけど、街中に何かを買わなくても座って過ごせる場所があると、もっと人が集まりやすくなるんじゃないかな〜って思います。

加藤 
それめっちゃいいね!やりたい!車用道路を歩行者天国にして芝生敷いちゃうっていうだけでも十分で、椅子やテーブルがたくさんあれば、好きなお店で買ってきたものを持ちながら休んだり、お父さんは芝生で寝ていたりとか。(笑)

そういう遊びというかゆとりのあるスペースは欲しいよね。

吉田 
今の熱海銀座にはそういう “ゆとり” が少ないような気がするので、熱海に来る人に向けて「銀座は道路の真ん中でゆっくり出来ますよ」って言いたいです!

加藤 
商店街がたくさんのお店で全部埋まっていることは喜ばしいんだけど、だからこそもどかしい悩みだね。でも、ちょっとした隙間やゆとりがあると人はワクワクするし、やっぱり欲しいなぁ〜。あえて作るとしたらやっぱり道路だね。チェックアウトした後に過ごせる場所も少ないし、日曜日だけでも歩行者天国をやってみたい!

そういう妄想を妄想のままにしておくのは勿体無いからこそ、今回の求人で採用する人と一緒にアイデアを具現化していきながら、ゲストハウスの軒先にある飲食店からさらに視野を広げた未来を実現していきたいね!

吉田 
そうですね。まずは MARUYA Terrace をより満足度の高い場所にリニューアルして、熱海銀座がより楽しい商店街になっていけるような取り組みもやっていきたいなと思います。ちょっとでもワクワク感じた方にはぜひ下記の募集要項をチェックしてみてほしいです!

取材・文:岡田良寛、写真:廣野みすず

 

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MARUYA Terrace 求人募集要項

下記の募集要項を確認していただいた上で、エントリーフォームより申し込みください。

≫ MARUYA Terrace の求人にエントリーする

 

募集要項 株式会社machimoriMARUYA Terrace
募集職種 飲食スタッフ
雇用形態 1.正社員

2.パート(長期アルバイト)

給与 1. 正社員:月給 ¥160,000〜

2.パート(長期アルバイト):時給 ¥920〜

※ 経験・業績・能力・貢献に応じます

※ 昇給あり。正社員は業績に応じて賞与あり

仕事内容 1.正社員

・ゲストハウス併設「MARUYA Terrace」での接客運営業務

・ゲストハウス(宿泊施設)の受付および清掃業務

2.パート(長期アルバイト)

・ゲストハウス併設「MARUYA Terrace」での接客運営業務

・接客ゲストハウス(宿泊施設)の受付および清掃業務

勤務地 静岡県熱海市銀座町7-8 丸屋ビル1階
勤務時間 毎月のシフト制です。

1.正社員

基本的には8:00~22:00の間の8時間程度

週5日勤務(フルタイム正社員)

週休2日制、年間休日120日

2.パート(長期アルバイト)

基本的には11:00~22:30のうちの5時間から

週1日〜可

休日休暇 フルタイム正社員
週休2日制(年間休日120日)
応募資格 土日や祝日、春休み、夏休み、年末年始等に勤務できる方
選考基準 ・旅が好きな方

・コミュニケーション能力(特に聞く力)に長けた方

・管理された組織よりも自由度の高い組織で働く方が合っている方

・協調性があり、柔軟に行動できる方

・人とコミュニケーションを取るのが好きな方

・健康で体力のある方

求める人材像 ・自ら率先して考え、行動できる方

以下、必須ではありませんが歓迎です

・いつかは自分でお店を持ちたい方

・仕込みや裏方作業も好きな方

・メニュー開発などに興味のある方

募集期間 常時(※先着順で選考を行います )
採用予定人数 1.正社員:1名(最初はアルバイトでの契約となることもあり)
2.パート(長期アルバイト):1〜2名
選考プロセス 下記のリンクからエントリーフォームを記入して送信してください
https://forms.gle/AKjshZL6Am53Ud5t7選考(フォームの内容)

履歴書(含職務経歴書)を下記までメール、または郵送にてお送りください。
※履歴書等の書類は返却いたしません
※電話番号、メールアドレスを必ず明記してください

書類選考(履歴書・職務経歴書)
※書類選考後、書類選考の結果通知と共に、面接の日時をご連絡します

面接選考(オンライン可)

採用(試用期間3ヶ月あり)

・取得した個人情報は採用選考にのみ使用します
・履歴書等の書類の返却はいたしません
・不採用についての問い合わせにはお答えできませんのでご了承下さい。

お問い合わせ先 メール: maruya@machimori.jp

電話:0557-82-0389(guest house MARUYA)

その他 ・通勤手当/労災保険あり

・週30時間以上の雇用となった場合は各種社会保険(健康保険・厚生年金保険・雇用保険)あり

・熱海への移住や引越しを検討の場合には、リーズナブルな住居物件探しのサポートが可能です

リンク 株式会社machimori
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